コードギアス2

□ある日の午後
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王宮の廊下で歩いていると後ろから呼ばれた

「スザク!」

振り向けは愛しい人……

ではなく同じナイトオブラウンズのジノだった

「…なんだジノか」

「なんだとは失礼だな!」

そう言いながら肩に腕を回される

相変わらず背が高い

それに重い……

「まぁそんな事よりスザク、頼みがあるんだ。このスシって食べ物を作れるか?」

そう言ってプリントアウトした握り寿司の写真を目の前に突き出された

「……はい?」



『ある日の午後』



改めて訳を聞いてみると

僕たちがいたエリア11

……日本の伝統料理を知り食べたくなったらしく


どこからか寿司の情報を手に入れてきたらしい

「いくら僕でもそれはちょっと……」

「どうしてだ!?」
ガーンという感じで詰め寄られる

「作れないことはないと思うんだけど……握り寿司っていうのは5年下働きをしないと作らせてくれないぐらい難しいんだ。それに教えてもらうんじゃなくて先輩や師匠の作っている技術を眼で盗んで覚えていくんだ。だから僕が作っても多分おいしくはないと思う」
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