結界師その1
□通じるキモチ
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限の実家に行ってからしばらくして……
俺はまた
志々尾家の門の前にいた
……………………………
数日前〜学校の屋上〜
俺はいつものように昼寝をしていた
アイツが死んでから
一人で昼寝をするようになってから知った事がある
『……屋上って案外広かったんだな……』
アイツが死んだ事にまだ慣れていなかった……
慣れるわけもないけど…
風がふいて髪の毛が揺れた
『そういえば今日は何日だっけ?』
そう思って携帯を開く
その携帯は元々俺のの物じゃない
志々尾が使っていた物を無理を言って名義を俺にしてもらった
アイツが持ってた物を持ったら一緒にいれる気がするから……
繁じいは怒ってたけど
兄貴が父さんと一緒に説得してくれた
日付を確認しようとして
無意識にスケジュールを開いてしまった
とりあえず日付を見たら三日後にスケジュールが入っているみたいでボタンを押してみて
俺は固まった
「“付き合いだした日”………」