文
□綺麗なままで。
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多分一目惚れかな。
だってあんまりにも綺麗だったから。
憂鬱な午後。
僕は掃除当番を終えて生徒会室に向かう
目的は明確だ。
桐条先輩を1分1秒でも見ていたいから。
やっぱり綺麗だ。
整った鼻立ち、媚びた印象を与えない強い眼、高校生らしからぬ気品。
其の全てが僕の胸を掴んで離さない。
でも恋人同士になることを望んでる訳じゃない。
だって汚したくないもの。
綺麗なままの桐条さんでいて欲しい。
ねぇ。桐条さんずっと綺麗なままで僕を酔わせ続けてね?
end