文
□風邪引き。
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「沖田。具合はどうだ?」
「はい。大分いいです。」
「そうか。じゃあ今夜タルタロスに行ける…ブギャァ!」
全て言い終わる前に桐条先輩の右ストレートが真田先輩の顎にヒットした。
「今夜はゆっくり休むんだぞ?プリンを買ってきたんだ。後で食べてくれ。」
「はい。有難うございます」
そう言って桐条先輩は真田先輩を引きずってでていった。
プリンを食べながら順平の買ってきた成人雑誌を読んでいてふと思ったことがある。
以前は風邪を引いても見舞いに来てくれる人はいなかった。
ましてお粥を作ってもらったりプリンを買ってきてもらったり成人雑誌を買ってきてくれる人もいなかった
「風邪っていいもんだな…」
後、この寮に来れて良かったな…。
そんなこと考えていたら自然と沖田は笑っていた。
end