□愚者の恋心
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「桐条さんも行くんですか?」



「あぁ、行くよ。明彦は試合でアイギスはラボでいけないらしいがな。」




「そうですか。」



「せっかくの夏休みだ。お互い存分に楽しもう。」



「はい。」



それから、皆で楽しく遊園地にいく際のプランなどを話して解散した。




部屋に戻って僕は、ベットに横になって頭の中で友近の言葉を思い出す。





好きな人はいないのか?




今日、桐条さんと初めて高校生らしい会話をしてみて僕は淡い気持ちの高揚を感じていた。




まさか、僕は桐条さんが好き?





まさかね。




あり得ない。





でも、今日の桐条さんは何時のイメージと違い可愛く見えた。




頼りがいがありそうだけど何処か天然みたいなとこがあって凄く魅力的に見えた





「もう、寝よ。」



そう呟いて僕は思考を止めて眠りに就いた。





ジリリリリリ。



目覚まし時計ががなっている。





もう少し寝たいがそろそろ準備しないとまずい。




今日は遊園地に行く日だ。あれから暫らく考えたが、僕が桐条さんが好きなのかどうか解らなかった。








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