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□酔いしれて
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豪華な料理

沢山の酒



そして笑い声…






此処は高松城。中国を治める毛利元就の城だ。

何故あの厳しい元就の城で楽しげな宴が催されてるのかというと……四国を治める長曽我部元親との同盟をつい先刻結んだからだ。




「フン…仕方なく結んでやったのだ。我に感謝の印として……そうだな…貴様の地の特産品を持ってくるがよい。」

「頭が高ぇなぁ…。まぁ今に始まったことじゃねぇが…。よっしゃ!そうと決まれば海の幸をドーンと持ってきてやるよ!ついでに美味い酒も入ったんだぜ!楽しみにしてろよ〜!」














五刻程過ぎ…












「元就様っ!長曽我部軍が戻ってまいられました。」

「…!早過ぎではないか?もしや何も持たず途中で戻ってきたのではあるまいな…。」












「おうっ、戻ってきた[ビュオッ]…っ!ぅおっ!!何すんだよ元就っ!」

元親の横には輪刀が突き刺さっていた。


「貴様早過ぎだ。本当に持ってきたのか?」

「おうよ!途中で野郎共に会ってな!そいつらが運よくいろんなもん乗せてたもんでそのまま持ってきたってわけだ!」

「ほほぅ…貴様にしてはよくやった。それでは…本当は祝いたくないのだが…どちらかと言えば早々に消えてほしいのだが折角の魚だ。盛大にもてなそうぞ。」

「酷ぇな…。ま、まぁ盛大な宴だ!パァーーっとやろうぜ!」






ということで長い長い宴が始まった。
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