BLEACH 短篇2

□星に願いを
1ページ/5ページ

 



ふと、空を見上げてみた

闇よりも暗く、
海よりも深い夜空

昔見た、『更木』の風景に
似過ぎた夜空

ただ、一つだけ
違うと感じたのが
俺の鈴のように小さい
星の存在

チリチリと輝いていやがる
無数の星だけが
俺の記憶には無かった


「記憶にねえはずだ…」


名前の無かった俺に
星なんざ見てる
余裕なんてモンは無かった

ただひたすら、
強さだけを求めてきた


「………」


月も無く、夜空一面に広がる
星屑の輝きは
目を疑う程のものだった


に願いを

 

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ