デイダラ、サソリ

□蒼空色のビー玉
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蒼空色のビー玉みたいな瞳を持つオイラ♪


あまりにも人形みたいに華奢な体付きだから女に間違われるのがたまに傷だ…うん。


オイラの名前はデイダラ、現在S級犯罪者ばかり集められた組織暁に所属しているんだ…うん!


組織の中で尊敬しているのはオイラのパートナー旦那“通称・赤砂の蠍”だ…うん!


旦那は尊敬と言うか大好きだ…うん!


そんな旦那ラブなオイラだけど最近、旦那よりも気になる奴が出来たんだ…うん。


そいつの名前は“うちはイタチ”
オイラアイツの事好きじゃないのに…。


アイツがしょっちゅう見てくるから気になってしかたがないだ…うん!


◯◯蒼空色のビー玉◯◯◯


朝、何時もの様に暁のメンバーが集う広間に来てみると相次がいた…。


ゔ、イタチ…。


オイラはアイツに負けてからすっかり拒否反応が出てしまう体質になってしまったみたいだ…うん。


まだ早い時間なのでオイラとイタチ以外誰もいない。

何となく居づらくて…


ふとアイツの方をみると…

………。


アイツと目があってしまった…。


「何だ?」


ドキッ…


オイラの心臓がバネみたいに飛び跳ねる。


「別に何にもねぇよ…うん。」


慌てて目を逸らすが、まだドキドキしている。


「……////」


ドキドキ…


嗚呼…、オイラのこの胸の高鳴りは一体なんなんだ?

それから毎日イタチと目が合うと顔が真赤になるし、
心臓はオイラの身体から飛び出しそうにドキドキしている。


しかも…


会議中や挙句の果てには人柱力の封印の時もアイツと目が合ってしまうんだ…うん。


何か変だ…


どうしちゃたんだろオイラ…。


「オイ、イタチちょっと良いか?うん。」


とにかく、真相を突き止めないと…


「……何だ?いきなり。」


オイラは人気の無いアジトの裏にイタチを呼び出した。


「お前に話が有るんだ…うん。」


「何だ…。」


「それはだなぁ…」


アレ…?


言いたい事は有るのに、上手く言葉に出来ない…。


「ゔ…////」


「何だ?早くしろ…。」


「上手く…言えないんだよ、うん。」


オイラが言葉に迷っていると…


チュッ…


いきなりイタチがオイラの瞼にくちづけをした。


「なっ…!!」


「つまりこう言う事だろ?」


あまりの出来事に硬直しているオイラをもとに更にイタチは話を続ける。


「俺はお前の事が好きだ。」

えっ…?!


コイツ何言ってるんだ?


「多分デイダラ、お前もそうだろ…?」


「ち、違うぞ…////オイラが好きなのは旦那…」


そう続け様とした時…


イタチに唇を奪われ、言葉が途切れてしまう…。


「お前は必ず俺のモノにしてやる…。」


「う〜ん…!?」


そう言うとイタチはデイダラを一人残してその場から立ち去っていた。


「はぁ…。」


イタチが立ち去った後一気に気が抜けてその場に座り込んでしまう…。


「なんなんだ、アイツ…。」

でも…オイラ、もしかしたら本当はアイツの言う通り…


蒼空色の瞳の可愛い御人形の運命は如何に…?


…END…
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