デイダラ、サソリ
□狂い受け
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日常…それでは何時も何気なくない君がそばにいてくれる事…。
**狂い受け**
「旦那〜♪」
何時もの様に俺の部屋にヅカヅカと相方及び恋人のデイダラが上がり込んできた。
「エヘヘ…遊びに来たぞ♪うん。」
照れくさそうに髪をいじりながら俺の方に熱いまなざしを向けているデイダラ。
「…………。」
「旦那…?」
得意の甘え作戦が上手くいかず少し戸惑い見せている。
また、ソコが可愛い…。
何時もならデイダラの可愛いお色気攻撃にやられてアイツを襲ってしまう俺だが…
今日はそうもいかない…。
今リーダーから頼まれた新種の毒薬の開発に俺は忙しいのだ…。
非常に残念だがデイダラと戯れ合うのは、後のお楽しみとして取っておく事にしよう…。
「旦那ぁ〜…構ってくれよ〜オイラ淋しいぞ…うん。」
デイダラが俺の首に抱き付いて必死に相手をして貰おうとするが…
「………。」
黙殺!!
畜生本当はテメェとヤりテェーんだよ…!!
頼むから俺の理性を保たせてくれ…。
欲望と理性が激しく頭の中でぶつかりながら俺は薬の調合を続ける。
「………旦那の馬鹿…。」
ようやく諦めたのか、俺の部屋の中をグルグルと辺りを見回し部屋を散策し始めた…。
「旦那の部屋って傀儡と調合した毒薬で一杯だな…うん。」
「まぁ、なぁ…。」
ふと見ると棚の上の方にある毒の入った瓶を取ろうとデイダラ必死に手を伸ばしている。
「う〜ん…取れない…、うん。」
棚はグラグラと揺れて倒れて来そうだ…。
「オイ、あぶな…」
そう言葉を続けようとした
次の瞬間……
ガシャン…☆
慌てて相方の元に駆け寄るとデイダラは棚から落ちた薬塗れになって立ち尽くしていた。
「デイダラ…?」
恐る恐るデイダラに話掛けてみると。
ニコニコ…
「オイラ平気だぞ…うん。」
デイダラは何事も無かったかの様に微笑んでいるが明らかに様子がおかしい。
…………。
「頭、大丈夫か…?」
「大丈夫!だぞ、うんうん!」
やっぱり何時ものアイツじゃねぇ…。
顔とか何か酔ってるみたいに赤いし…そもそも薬で酔うのか…?
一人考え込んでいると……。
「旦那〜♪」
ビクッ…!!
振り向くといつの間にかデイダラ俺の背後に回っていた。
「ド、どうした…デイダラ?」
何で俺がビクビクしないとイケないんだよ…。
……?
「デイダラ…?」
ギュッ…
いきなりデイダラが俺の首に腕を絡めてきて…
「ねぇ旦那…オイラと子作りしねぇか…?うん。」
―!!!!
デイダラの爆弾発言。
「な、ななな…/////」
「子作りって…え?」
いきなりの事に思わず聞き返してしまう俺…。
「だかぁらぁ…オイラ旦那の子どもを産みたいなの♪うん/////」
…??!?!
やはり意味が分からない…。
「そ、それは…俺とシたいって意味なのか…?」
「違うぞ…オイラは旦那の子どもが欲しいんだ、うん。」
………。
ああ…やっぱりそう言う意味なのか…。