デイダラ、サソリ
□赤い服、白い服
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事の発端は…
リーダーのふとした思い付きから始まった。
+++赤い服、白い服+++++
「リーダー話って何だよ?」
早朝にいきなり呼び出されて不機嫌丸出しのサソリ。
「サソリお前に任務を言い渡す。」
「任務?」
こんな早朝から…しかも、前もって連絡も無しにか?
「頼んだぞ。」
そう言って、サソリに渡されたのは…敵地の地図や任務の内容の書かれた紙ではなく…
「はぁ…?」
真赤なロリ服。
あちらこちらに細かい刺繍や綺麗な模様のレースが付いていて一目で高級品だと分かる。
「で…これと任務と何の関係が…?」
「フッフッ…。よくぞ聞いてくれた…。」
怪しげに笑うペイン…。
「今回の任務はデイダラにそのロリ服を着せる事だ…!!」
「はぁーー!!??」
…………………………
「うん…?どうした旦那??」
はぁ…気が重い。
リーダーという地位を乱用されて無理矢理任務をするはめになった、サソリ。
デイダラに着せる何て無理にも程がある、此所に居る暁のメンバーはビンゴブックではSランクに値する犯罪者ばかり…そんな奴にロリ服を着せるてタダで済む筈がない。
「旦那さっきから元気ないぞ…うん?」
心配そうにサソリの顔を覗くデイダラ。
いくらコンビを長く組んでいるとはいえ、流石に言い出せない…。
「……!」
視線を上に移すと…デイダラと目が合ってしまった。
コイツ綺麗な顔立ちしてるよな…デイダラならロリ服が似合うかもな…。
ついつい美しいデイダラの顔に見入ってしまって、デイダラのロリ服姿を想像してしまったサソリ。
「はっ…!!俺は何ていかがわしい妄想を…これじゃ変態リーダーと変わらねぇじゃねぇか…。」
はぁ…俺は、俺は……。
「だ…旦那…?」
自己嫌悪に陥ってブツブツ呟いているサソリを心配そう見詰めるデイダラに………
「先輩〜〜♪」
魔の手が…
「ぎゃぁぁーー!!」
後ろから思いっ切り抱き付かれて絶叫するデイダラ。
「そんなに…驚かなくても…。」