デイダラ、サソリ
□マーガレット
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この気持ちを例え君が気付かなくても花に乗せて君に届けたい。
+++マーガレット++++
デイダラハ不思議奴ダ、気付ケバ俺ノ視界ニ居ル…。
アイツヲ見ルト…胸ガ苦シクナルンダ。
「ゼツぅー…遊ぼ…うん。」
何時もなら恋人のサソリと一緒に居るデイダラだが、
今日は生憎サソリは単独任務で暇を持て余しているようだ。
「ウルサイ…庭ノ手入レノ邪魔ダ。」
日課である庭の手入れの時間を邪魔されて不機嫌丸出しのゼツ。
「はいはい…ゼツは冷たいな、うん。」
アジトの周りの庭はゼツが丹念に手入れしているお陰でいつも綺麗な花が咲き乱れている。
「分カッタカラ…サッサト遊ビニ行ケ…。」
何トカ五月蠅イ髷ヲ追イ出サナイトナ…
「でも…誰もアジトに居ないぞ…うん。」
「一人デ粘土デ遊ンデロ…。」
「でも…一人は淋しいぞ、うん。」
上目遣いで見詰めるデイダラ。
「オイラ…性格兎さんだから淋しいと…死んじゃうぞ、うん。」