お題で…

□03愛してくれとは言わないからただ笑ってくれ
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デイダラ…


俺の愛しい人…


いつも側にいて、空気と同じくらい自然に一緒に居る。


そして…俺は、


知らない間にお前に恋をしていた。


「旦那……♪」


俺が部屋で傀儡の整備をしていると気付けばいつも側に居る。


「旦那〜〜♪」


ふと…気付けば当たり前になってしまっていた。


毎日毎日…変わらない光景。


だが、人の心は時と共に変わり行く。


「あ…。」


デイダラの事で頭が一杯で俺は傀儡のパーツを落としてしまった。


慌てて拾おうとすると…


「旦那、落としたよ…うん。」


デイダラもパーツを拾おうとしたらしく俺の手とデイダラの手がぶつかった。



すると…


俺の手がデイダラの手に触れた途端


……っ…


デイダラの手に触れている部品から電気が流れる様な不思議な感覚に襲われた。


なんだ…今の感覚…。


「旦那…?」


急に一時停止した俺を不思議そうに覗いてくるデイダラ。


「な…何でもない。」


急いで手を離して自分の頬に触ると…顔が熱くなっている。


何なだろう…


もしかして、これが


恋と言うのか?


俺はデイダラの事が好き…?


もし…


そうだとすれば、


それは許されない恋。


男同士でましてや傀儡と人そんなの、許される筈が無い…。


なぁ…デイダラ?


もし、この気持ちを知ったらどう思う?


俺から離れていくのか…?


デイダラ………


「愛してくれとは言わないからただ笑ってくれ。」



=END=


千歳の誓い様からお借りしました。五つのお題の愛しい君の3つ目「愛してくれとは言わないからただ笑ってくれ」でした。

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