イタチ.飛段

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今日は恋人にチョコやプレゼントを渡すバレンタインデー。


私、干柿鬼鮫も愛するイタチさんに手作りチョコを渡します。


本来なら私がチョコを貰う側の人間なのですが…


あのイタチさんの性格からして私にチョコを渡すなど100%有り得ない事なので、


私がチョコを渡す事にしました。


「イタチさん。」


アジトの広間に誰も居なくなったのを確認した後、私はソファの上でのんびり寛いでいるイタチさんにゆっくりを近付いて行く。



「何だ?鬼鮫?」


「………。」


恋人同士になっても相変わらず私に冷たいイタチさん。


幻術は掛けられるわ、火遁で丸焼きにされそうになるわの酷い扱いを毎日の様に受けて。


これじゃあ…まるで下僕扱いです。


「う〜ん?どうした鬼鮫?早くしないと貴様を丸焼きにするぞ。」



イタチさんの口からは相変わらずの毒舌。


少しは私を愛しているだのという言葉は無いのでしょうか?


「ハイ…。」


「何だ?コレは?」
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