書庫シリーズ
□4月1日〜序章〜
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4月1日…それは、一年の中で唯一嘘が許される一日…。
**4月1日*****
今日はエイプリルフール。
その日は誰がどんな嘘をついても許される。
暁のアジトにある広間でが嬉しそうな叫び声が聞こえている。
「今日はエイプリルフールだゼエ〜!!」
不死身コンビの一人飛段だ。
「ああぁ〜五月蠅いなぁ飛段!!オイラの細やかなアートの時間を邪魔するな、うん!!」
「全くナンセンスだ、ゆっくり団子も食えない。」
同じ広間に居たデイダラとイタチから苦情が飛ぶ。
「たく、デイダラもイタチも分かってねぇなぁ…。」
相変わらず飛段のテンションは上がっている。
「エイプリルフールと言えば、どんな嘘でもつくことが許される唯一の日ダゼ!テメェらも粘土遊びや団子何か食ってないで、何かやってやろうって言う気にはならねぇのかぁ〜あ?」
「オイラこっちの方が楽しいからな、うん。」
「俺も興味無い。」
二人は飛段の言う事には気にも止めずに、好き勝手にしている。
「じゃ…、こう言うゲームはどうだ?」
諦めず飛段が話を続ける。
「……ゲーム?」
少し興味を示す二人。
「“誰が一番騙せるか”ゲーム!!」
「何だそのネーミングセンスの無いゲームは?」
「まぁ…聞けって!ルールは簡単、3人で今日どれだけ騙せるか競っうって内容だ。」
「乗った〜!!」
内容を聞いて、にデイダラはやる気になった。
「フム、だがそれだけでは詰まらないな。勝った奴は他の奴に好きな事を命令するというのはどうだ?」
「良しイイぜ!!」
「そうと決まれば早速始めようぜ、うん。」
「じゃまた後殆ど…。」
そんな訳で、少しおかしなゲームが始まった。
〜続く…〜