書庫シリーズ
□4月1日〜参〜
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エイプリルフールそれは唯一嘘が許される一日…。
*4月1日〜参〜**
エイプリルフールにデイダラとイタチと勝負する事になった俺…。
ターゲットは勿論相方の角都だ。
「さぁて、どうやって角都の奴を騙してやろうかな…。」
そうしているウチに角都の部屋に辿りついた。
「角都何してるかなぁ…。」
少し期待しながら部屋を覗いて見ると…。
「………。」
そこには、いつも通り金を数えている相方の姿が…。
「相変わらず、金ばっかりだな…。」
全く角都の頭から“金”と言う時は消える事は無いのだろうか…。
はぁ…。
そう考えると溜め息が出て来る…。
「……うん?待てよ…この事を利用して…。」
ククッ…。
何か悪巧みを思いついた…。
ヨシャァ〜…やってやるぜ!!
バンッ…!!
「か〜く〜ず〜♪」
ドアを開けた途端俺はいきなり角都に飛び付いた。
「飛段か…。」
アレ?もっと驚こ反応を期待していたのにとんだ期待外…。
「邪魔だ…、俺は今忙しい。」
いつもならもう少し構ってくれるのに、何故か冷たい角都…。
だが、ここまで来て引き下がる訳にはイカない。
何としてでも騙してやる…。
「角都聞いてくれよ〜。大変なんだぜ…。」
「何だ…?」
相変わらず愛想の無い返事である…。
クソッ…、今にみてろよ…。
「イタチがさ、貯金してある暁の活動費を全部団子代に使っちまったんだぜ…。」
ほら…、これでどうだ?