デイダラ、サソリ

□餌付け
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「わかんねぇよなぁ…デイダラちゃんは何が目的で…………。」


いつの間にか飛段も腕を組み考え込む。


「そうですよね…何がいい事でも有るのでしょうか。」


「いい事ねぇ…。まさか身体目的だったりして、ゲハハハ…。」


身体……目的……?


「な…飛段!!馬鹿な事を言わないでくださいよ。」


「まさかアイツに限って…。」


アイツは俺としかヤらねぇはずだ…


そもそもアイツに浮気何て言葉似合わねぇ…


「さぁ…わかんねぇぜ。普通に欲求を解消する事が出来ないからってよ………」


「くっ…飛段め無駄口ばかり叩くな!!」


俺の中の不安と言う風船は今にも破裂してしまいそうだ。


「角都って触手使えるからな、触手プレイとかしてたりしてな…。」


「触手……!!!」


触手って……


あのウネウネする…。


………………………
(サソリの脳内)


「やぁ…っ…オイラ……の中で………角都の……触手が……イッちゃう…うん。」


角都に押し倒されて触手に犯されるデイダラ。


「ククッ…サソリと…普通のSEXしかしてなかったから感じているのか…この淫乱が…。」


「あん…っ…角…都もっとオイラを…めちゃめちゃに…うん。」


「ククッ…良いだろう。」


「あん…っ…角都…。」


……………………


「あ゙あ゙…嫌だぁ!!デイダラが角都の毒牙に…!!」


「「………!!!」」


飛段の言葉を聞いてよからぬ妄想をしちまった…。



「サソリさん大丈夫ですかぁ…。」


もう、心配する鬼鮫の声も耳に入らない。


もう我慢出来ねぇ…。


「デイダラーーーー!!!」


俺は一目散に角都の部屋を目指す。


「オイ…待てよ、サソリ!!」


慌てて飛段も追ってくる。


「着いたー…!!」


ドアに手を掛けるが鍵が掛かって開かない…。



「チィッ…蹴破るしか。」


「落着けよ、一旦様子を見ようぜ。」


俺の剣幕に押されながら必死に俺を落ち着かせようとしている。


「五月蠅いこれが落ち着いて…」


そう言葉を続けようとした時……


「角都これで良いのか?うん?」

デイダラの声…?


「そうだ…あとはこれを入れるだけだ…。」


「「いれる…?!!」」


俺の脳内にさっきの妄想が蘇る。


ダンッ……!!


俺と飛段はほぼ同時にドアを蹴破った。


「………!!!!」


唖然とする二人…。


「角都テメェ俺の連れに何して……って…え…??」


そこにはフリフリのエプロンを付けいるデイダラが驚いた顔をしてこちらを見詰めていた…。


「だ、旦那…どうして此所が分かったんだ…うん?」


デイダラの手には焼きたてのクッキーが乗っている。


「………????」


理解出来ねぇ…。


理解に苦しむ俺にデイダラが説明し始める。


「オイラ旦那にお菓子あげたくて…角都に作り方習ってたんだ…うん。」
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