デイダラ、サソリ
□赤い服、白い服
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少しショックを受けているトビ。
「アレ…サソリさんどうしたんですか??」
隅の方で体育座りをして暗い雰囲気のサソリに気付いたトビ。
「サソリの旦那さっきから急に落ち込んじゃって…うん。」
「そうなんッスか…。」
今だったら邪魔者が居ない…これはチャンス…!!
「旦那…。」
心配そうにサソリを見詰めているデイダラ。
「先輩ー♪」
いきなりデイダラに後ろから抱き付いて動きを封じるトビ。
「な…なんだよいきなり…離せ…うん。」
「嫌ッス♪」
「離せ離せー!!」
暴れ始めるデイダラ。
「そんなに暴れなくても…先輩にコレを着て貰いたいだけッスよ♪」
そう言って取り出したのは…何とサソリが着せようとしていたような豪華なロリ服しかも白。
「なっ…?!」
これをみたサソリは驚きを隠し着れず…思わず声を上げてしまった。
「旦那ーー!助けてートビが…!!」
必死に助けを求めるデイダラ。
デイダラに近付くサソリ。
「なっ…何ッスか?」
「テメェ…まさかそれってリーダーからの任務じゃねぇだろうな…。」
「えっ………?」
………………。
一瞬沈黙が流れる。
「そう、ッスよ…!」
隠す事なく暴露したトビ。
「やはりな…………。」
「どういう事…うん?」
俺の他にもデイダラにロリ服を着せる任務を与えていたとはな…。
「………。」
「旦那…?」
急に態度が変わったサソリに戸惑いを見せるデイダラ。
「実は俺もなんだよな…♪」
仲間がいると分かって、さっきの落ち込みは何処へやらスッカリ開き直って、意地悪に笑うサソリ。
「え?そうなんッスか?」
「ああ…。」
「御仲間ッスね♪サソリさんこの際二人で協力するというのは…?」
「良いぜ♪」
「だ…旦那…?」
状況が理解出来ていないデイダラ。
ニタァ…
顔を見合せて笑うサソリとトビ。
「悪いなデイダラ♪」
「任務ッスから♪」
「えっ!?嫌だ嫌だ…!!」
必死に暴れるデイダラだが二人から逃げられる訳は無く……。
「いやー…!!」
…………………………
「おー♪結構似合うな♪」
「先輩可愛いッス♪」
「ううぅぅ…、旦那とトビの馬鹿!!!」
見事に女装させられてしまったデイダラ。
「まぁ…そう泣くなよ♪似合ってんだから良いじゃねぇか♪」
「良くないぞ…うん。」
……………………
その後、ペインはデイダラからの起爆粘土せいで半殺しに遭いましたとさ…。
‡‡終わり‡‡