デイダラ、サソリ

□馬鹿は死んでも治らない
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「…ウルセー角都、ジャシン様を悪く言うな!」


「………。」


「…って、何か言えよ。」


飛段の話を無視して空を見上げている角都。


「……上。」


「はぁ!?上??」


空に何かいるのか…?


不思議に思い一緒になって空を見上げて見ると…。


「…って、ギアアァァ…。」

空からデイダラとトビが落ちて来た…。


ドスンッ…。


トビは地面に上手く着地することが出来たが…。

デイダラは飛段の上に落ちて見事に飛段は押し潰される。


「グエッ…。」


潰れたか…。


「着地大成功だな…うん。」


飛段を潰しておいて全く気にも止めていない。


「…ハハ、角都先輩、飛段先輩お久しぶりです…。」


「デイダラ…、よくもオレの上に飛び降りやがって…。」


「悪いなぁ〜、丁度良いクッションが見えたから、つい飛び乗って…しまったんだ…うん。」


「……フーン。」


明らかに不機嫌な飛段…。


「トビお前、試したいコトがあるって言ってたよなぁ…うん。」


「飛段先輩、この問題やってみて下さい。」


例の問題用紙を取り出す。


「…何だ?これ?」


「イイからやってみて下さいよ…。」


「これで何が分るんだ…?」


「イイから、イイから…やってみろよ…うん。」


ニタニタ…


意地悪に笑うデイダラ。


「…分かった、やればイイんだろ…!」


数十分後…。

「フッ…、出来たぜ。」


「有り難うございます、早速答合せしてみます。」


自信満々の飛段から回答用紙を回収するトビ。


数分後…。


「…こ、これは。」


「……?」

驚いて回答用紙を持つ手が震えるトビ…。


「デ、デイダラ先輩これ見て下さい…。」


「どれどれ、…何だこれ!こんなの有り得ないぞ、うん。」


デイダラも驚いて目を見開いている。


「……?どうした。」



角都も気になり回答用紙を除き込む。

「角都先輩これ、見て下さい…。」


「………。」


硬直する角都。


正解数ゼロ…つまり全滅…。



「…お前、本当に馬鹿だなぁ…うん。」

呆れるを通り超して、飛段を哀れむ目で見つめる三人。


「…飛段先輩、3×2は何ですか?」


問題を出して見るとトビ。


「……5!」


デイ、トビ、角(…本当に馬鹿だなぁ…。)


「…………。」


「何だよ、オイ!テメェらその可哀相な生き物を見る様な目は…。」


「だって…掛け算が出来ないって致命的ですよ…。」


「×も+も同じだろうが…!!」


必死反論しようとする飛段。


デイ、トビ、角(イヤ、明らかに違うから…)
「何か、ここまでバカになって不死身になっても嬉しくない、ですねぇ。」


がっくりと肩を下ろすトビ。

「イヤ、トビそれ頭がどうとか関係ないと思うぞ…多分。」

角都が最もな答を述べる。


「こんなバカパートナーに持って、この先心配になってきた…。」


デイ、トビ「ご愁傷様…。」


「ウルセー、大体カケザン何か出来なくても…忍びはやってイケるんだよ!」


開き直ろうとする飛段。


「こんなバカばっかりで、暁は大丈夫なのかぁ…うん。」


「ヒトの事言えないだろ、お前も…。」


「角都…お前もってどういう意味だ…うん。」


起爆粘土を取る出すデイダラ。

「先輩、落ち着いて下さいよ…ね。」


必死に止めようとするが…

「黙れトビ…。オイラの細やかな休日を返せ…。うん」


ドカーン…

「ギアアァァ―…。」


…終り…
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