頂きモノ
□呼び名
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「なぁ…飛段」
「ん?」
「そのぉ〜…ちゃん付けやめてくれません?うん?」
「………」
だ、黙っちゃった。
「んだよいきなり…。いやもう癖だしね、ホント」
「そこをどうにか…オイラ女じゃないんだし、ちゃん付け嫌なんだよ…うん」
「……うーん…。そこまで言うなら努力してみよっかね…」
「ホント!?うん?」
オイラは目を輝かせた。
「んじゃ早速、練習といこうか」
「う、うん?」
飛段が近付いてくる。
手首を掴んで、オイラを壁に押し付けた。
「飛段…?」
飛段は一瞬フッと笑う。