ノベル
□寝起き(シリル)
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雪の降り積もる冬の日─。
シリウスは寒さで目を覚ました。
温もりを求めて、昨日の夜に同じベッドで眠りについた筈のリーマスの方へ手を伸ばす。
しかしそこに求めた温もりはなく、不思議に思ったシリウスは起き上がりリーマスを探す。
だが自分のベッドにはもちろん寮の部屋にもリーマスの姿は見当たらない。
それどころか寮にはシリウスしかいなかった。
そこでやっとシリウスは自分がお昼近くまで寝ていたことに気付いた。
まぁ今日は学校は休みだから焦ることもないのだが。