ノベル
□一番愛しい(シリル)
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『朝、迎えに行くからな。』
ベッドの上でシーツや包帯などを鞄に入れているリーマスに心配そうに言った。
『うん。ありがとう。』
リーマスは満月が近いせいで顔色が悪い。
気分も優れないようで今日は朝も昼も何も食べ物を口にしていない。
『じゃあ、行ってきます。』
『また明日ね、リーマス。』
自分のベッドで2人を眺めていたジェームズが言う。
『うん。また明日ね。シリウス、ジェームズ。』
しかしシリウスは満月の度に心配でしょうがなくて『送っていく』と言うのだけど、リーマスは苦笑しながら1人で大丈夫だと断っている。
1日も早く親友たちと調べてるアニメーガスを使えるようになって傍にいてやりたい。
そんな事を考えてるとリーマスが苦笑しながら覗きこんできた。
『僕なら大丈夫だよ。シリウスも風邪引かないように暖かい格好して早く寝るんだよ。』