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□犬の予感(シリル)
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何か今日は嫌な事が起きる、そんな予感がした。
その嫌な予感は見事に当たった。
――最悪な形で。
その日、俺は朝から嫌な予感がしてしょうがなかった。
別に普段は親友と違ってそんな勘働かないし、何でそんな予感がするのか理由も思い付かない。
でもとにかく良くない事が起きる、そんな確信はあって。
シリウスはとにかく何かしていないと落ち着かなかったので、早々にベッドを出た。
部屋はまだ静かで、いつも早起きのジェームズもまだ起きていないようだ。
シリウスは自分のベッドから出ると、そっとリーマスのベッドに近付く。
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