ノベル
□作成中(ジェセブ)
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『私なんかのどこがいいのだ。』
そう聞いたら、『なんか』なんて言わないでと、優しく頭を撫でられた。
だって本当に分からないんだ。両親ですら愛情を与えてくれた事などなかったのに。
それなのに飽きず毎日愛してると伝えてくる、お前は変だ。
ジェームズ...
昨日の夜、そんな事を考えながら寝たもんだから今日の目覚めは最悪だ。
小さい頃の家での夢を見た。友達もいなくて家でずっと1人でいた頃の孤独な自分。
でももうあの時の私ではない。弱い自分ではないのだ。
なのに何故だろう。朝から体調は最悪、鏡に写ると自分の青くなった顔がそのまま自分の心を表していた。
食欲もまったくないし、授業が始まるまで部屋にいよう。
とりあえず身仕度をしてからまたベッドに寝転ぶ。
スリザリンは全員1人部屋だ。今では1人でいるほうが落ち着く気がする。
そうだ。もうあのときの自分ではないではないか。
──────。
...ここはどこだ?
真っ暗な所にセブルスは立っていた。
周りにはないもない。人もいない。
明かりさえ...。
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