poem 2

□単細胞な僕ら
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季節はずれの温もりが
僕らを包み込んでいる
冷たいゼリーを目の前に
睨みあうのは僕と君

どうしてこんなことになったのか
残念だけど覚えていない
きっと君も 
覚えてはいないだろう

いつものことだ
二人そろって単細胞な僕らは
目の前の現実に手一杯で
振り返る余裕も
思い描く時間もない

冷たいゼリーが
僕らの間で
居心地悪く 佇んでいる

ゼリー一つに
なにをムキになっているんだろう
二人で半分ずつ なんていう
大人な考えの浮かばない僕らは
もうすこしこのにらめっこを続ける

そして疲れて初めて
一緒に食べよう、と
君が笑ってくれるんだろう






→あとがき(?)

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