poem 2

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かなしいね、って
小首を傾げてきみは言った

たのしいね、って
満面の笑みできみは言った

覚えている
やさしかった時間
あたたかかった時間
さみしかった時間

ぼくは、覚えているから

だから恐れることなんて無い

きみは前に進めばいい

過去はずっとぼくの中で
生き続けるから
きみが失くすものなんて
ここにはもうなにもないから

だから、さあ


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