poem 1
□こころ
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腹立つくらいに不器用で
泣きたくなるほど優しい世界
不安だけを知りすぎた
僕らの心は夜明けを待ってる
寂しさだけなら苦しくて
笑うことすらできないけれど
笑いたいって
こころはきっとそう思ってる
誰かを待ってるわけじゃない
一人で歩けないわけじゃない
ただ独りでいるのが怖いだけ
隣にいてほしいなんて
わがままを言うつもりは無いけれど
こころは繋がっているんだって
感じていたいだけなんだ
手を伸ばせばちゃんと
握り返してくれるって
信じさせて欲しいだけなんだ
夜明はきっと
もうすぐそこにやって来ているのに
一歩を踏み出すための勇気が
まだ足りないだけなのだろう
もしも笑顔がそこにあったなら
迷うことなく駆け出せる
そんな気がするだけなんだ
いつかこころに射し込む光が
どうか君の笑顔でありますように
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