poem 1

□真実
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           静かに時を刻む

           この世界の片隅で

           出会った僕ら

           みんなはこれを
 
           運命のいたずらだとか

           偶然だとかいうけれど

           ねえ 君はどう思う?

           これはただの偶然?
         
           運命のいたずら?

           そんな言葉で終わらせるには

           やっぱりちょっと物足りなくて

           必然だなんて
     
           言うつもりはないけれど

           運命だけでは

           不安になってしまうから

           だって出会いが運命ならば
 
           別れることも運命になってしまうだろう?

           『そうじゃない』

           君ならそういってくれるかな

           自分達で歩いていくから

           その後ろに道ができて

           自分の意思で進むから
 
           その道が誰かと交わることがある

           歩いていくために流した涙が

           いつか誰かの導(シルベ)となって

           真実にたどりつける

           だれもが同じ道を歩くわけじゃない

           その先の真実を知るためには

           涙や別れが必要なときだってある

           それはきっと必然だけど
 
           歩いた道の先に待つのはきっと

           自分だけの特別な真実

           ただ、それだけ










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