poem 1

□気がつけば、またこの場所に
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           どうしてだろう。

           気がつけばいつもこの場所に

           足が向いてしまっている。



           足りないものなどないはずなのに

           この心は満ち足りているはずなのに

           どうしてこうも、孤独なんだろうか。




           この場所には君が居る。


           この街には温もりがある。


 
           幼い頃に飛び出した、この街には

           消せない記憶が満ちている。



           あんなに嫌だった、このやさしさが

           こんなにも恋しくなっている。










           またここは、



           帰るべき場所に変わろうとしている。

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