poem 1
□隣で
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ごめんなさいを繰り返す
ダメな自分を責めて
無力な自分を責めて
だれかにただ、受け入れてほしいの
生きていることを、認めてほしい
わがままで、無い物ねだりで、自分勝手で
どうしようもないくらいのこの不安を
消し去ることが出来ない
『わかってる』
そんなことば、求めてないから
100%理解し合えるなんて
思ってないから
ただね、知っていてほしいの
怖がりで、寂しがり屋で、泣き虫な
わたしのことを
わたしがつらいと泣いたなら
そっと隣に寄り添って
馬鹿だなって 頭を撫でてください
大丈夫だって 笑ってください
ごめんなさいを繰り返す
そんなわたしの弱さすら
なにも言わずに受け入れて
仕方がないなと そう言って
小さく笑いながら
手を取ってほしい
無い物ねだりで、他人任せの、泣き虫は
あなたの存在に救われる
何も変えないごめんなさいを
ただ繰り返すわたしを
静かに許していてください
今を生きるわたしの存在を
どうか 認めてください
わたしはまだ
この世界で 誰かの心で
生きていきたい――