４万Ｈｉｔリクエスト小説
□魔性を持つ者達の密会
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神流様へ
この度は当企画にご参加頂きありがとうございます。
リクエスト脱線しまくりの作品ですがどうか許してやって下さい。
スザク糾弾と書いてありますがそれほど酷いものではない・・・・はず（多分）
魔王なルルーシュと魔女なＣ．Ｃのお話です。
〈魔性を持つ者たちの密会〉
明かりのない部屋。
既に日は落ち、月の出ぬ夜の闇は濃く、人々を侵食している。
電源の付いたパソコンからはボヤけた機械的な光だけが部屋にある唯一の明かり。
そこには先程から録画であろうニュースが流されていた。
『私、ユーフェミア・リ・ブリタニアは、我が騎士として枢木スザクを指名致します。』
改めて行われた記者会見の様子が映し出される。
既に何回も繰り返し流されているそれはもう見飽きてしまった。
その動画を先程からずっと無表情で見ている少年がいる。
そのニュースに動揺し、取り乱したのは初めてこれを目にした時だけ。
少年、ルルーシュは今はもう、他人事のようにパソコンの画面を見つめていた。
マウスを操作し違う番組に変えたとしても、映る物は同じ。
「騎士の指名はおままごととは違う。そのことにユフィ、君は気付いてない。」
画面に映る少女に向けたルルーシュの言葉は、世界を知らぬ無垢なお姫様に届くことはないだろう。