小ネタ処
日々思い付いた小ネタ達。自分では形に出来ないものばかり。誰か使ってくださる方いらっしゃったらメールして頂けると喜んで飛んでいきますので!(なんて図々しい)
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02/03(Sun) 08:25
学パロラビュ/ブックマン設定有
柚芭エーリ
軽やかに響くチョークの音。対照的に少し疲れたような、年配の教師の声。目の前には角の折れた教科書と真っ白なノート。
「えー、この戦争の原因となったのは・・・」
カツカツカツ。
畜生。解った振りしやがって。
全く、つまらない。
あぁ、違うさ、その戦争の裏には−−
「一人の女が絡んでた、だろ?」
昼休み。ユウは人ごみが嫌いだから、と勝手に開けて入った立入禁止の屋上。
長い黒髪を軽く風に靡かせ、彼は面倒臭そうに言い放った。
「あれ、なんでユウ知ってんの?」
俺は思いがけない返答に、思わず間抜けな声を出す。
「ずっと前お前に聞いた」
そう言われて、記憶の糸を手繰り寄せてみる。けれど思い出したのは3年も前の話。戦争の裏側に隠された事実、ジジィの書斎にあった文献を読んで、嬉しくて、思わずユウに教えてしまった。
どうでもよさそうに聞いていたユウは、覚えているはずもなくて。でも。
「ユウがユウじゃないー」
「流石に女の名前まで覚えてねぇよ。寧ろお前が俺に話したこと、覚えてねぇ方が問題なんじゃねぇか?」
「今思い出したさ!ユウ聞く耳持たなかったくせに」
ユウの赤点の数ならすぐ言えるさ。悔しくて少し悪態をついたら、予想通り舌打ちの音がした。
「ふん。でもこれがお前の爺さんに知れたらお前は破門だな」
「ユウは言わないさ」
ユウは俺と話したことを決して他人には話さないことを俺は知っていた。そしてまた舌打ちの音が聞こえる。
そのまま会話が途切れ、それぞれの昼食に目を向けることになる。
けれど、沈黙を破ったのはユウだった。
「・・・覚えてろよ」
「へ?」
「今話したことも全部」
「なんさ?ユウ、イキナリ・・・」
そう言ったところでユウの言わんとすることが解った。彼はこちらに顔を向けてはいない。
ユウって、言葉が言いにくくて意味を察して欲しいとき、顔、そむけるんさ。
「わかった、覚えてるさ」
「・・・・・・」
「歴史の事実なんかより、いつでも早く思いだせるようにするからさ」
あぁ、なんて嬉しいことだろう。彼は俺を求めてくれている。
そんな感情を隠さず表情に出していたら、気持ち悪いと頬を軽く叩かれた。
「・・・ラビ」
「なんさ?」
「今日俺ん家泊まってけ」
綺麗な輪郭の唇からは彼のぶっきらぼうな命令口調。
そんな、彼の一言で。俺は。
「行く行く行く!行くさぁっ!」
今の俺は余程気持ち悪い顔をしてるのかもしれないと思った。
空には青、目の前にはいつも美しく変わらない友人で恋人の彼。
あぁ、なんて幸せな日々なんだろう!
−−−−−−−−−−−−−−
授業に嫌気がさしてるラビと「女」って言う神田が書きたかったんです。
平和な学パロっていいなぁ。
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11/25(Sun) 08:48
学パロラビュ
柚芭エーリ
次の時間体育なんにジャージ忘れてきたユウ!
「おいラビジャージ貸せ」
「・・・ユウちゃん次俺も体育なの解ってるよね?」
「決まってんだろ!テメェは部活のがあんじゃねぇか」
「・・・いや、あるけど一応体育で使うの禁止・・・」
「お前がそれ気にするタマかよ」
目の先には制服を着崩しまくったラビ。
「てかユウ指定ジャージ借りる気満々なんさね・・・」
「オラいいから貸せ!」
「・・・」
「・・・」
着替え後、そこには眉間にしわを刻む神田。
「あは・・・は、俺ユウよりサイズいっこ上だからね」
「・・・ムカツク」
「(−−−っ!!どうしようユウ可愛いっ・・・!!)」
「・・・なんだよ」
「ユウ!これからいつでも俺のジャージ貸してあげるからね!」
「嫌味かこの馬鹿ウサギ」
「ち、違うさ!俺はただ俺のぶかぶかジャージ着たユウが可愛い過・・・」
ドガッ!!!!
騒がしい体育館の声がガンガン漏れる隣の部屋、男子更衣室でその授業をサボることになった青年がひとり倒れていた−−。
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11/16(Fri) 01:07
飛行機パロ/ラビュ
柚芭エーリ
・初めて旅行で飛行機のるラビュ
・ラビがかっこつけて飛行機慣れてるぜ、ユウ怖くない?的なことを企むんだけど、
「わわわわわ浮いたっユウ浮いたさ!」
「・・・・・・」
「ちょ、見てユウ、雲が俺らの下にあるさ!すげぇ!」
「・・・・・・お前、ガキか」
みたいに思わずはしゃいじゃってユウに怒られるんだ、でもユウも実は内心どきどきしてると可愛い!
二人ともカッコつけたがり!
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11/10(Sat) 17:04
戦国時代パロ/ラビュ
柚芭エーリ
二人とも若大将で皆に愛されてるといい。
あんまり戦が好きじゃないラビと反対に戦しか教わってこなくてそれが生き甲斐というか、よりどころになっている神田。どっちも可哀相な子。
戦の時に戦って初対面。
ラビはユウに一目惚れ!
あ、小さい時に会ってるのもイイな!
そしてその時に崖崩れかなんか大きい事故があって、二人とも行方不明になって、仲間にも見つけられなくなる。
けど実は生きていて、少し離れた場所で、ユウがラビに介抱されるんだけど
「なんで助けた!!」
って怒って敵に助けられた情けなさで切腹しようとするから、ラビが必死で止めて、違うトコで一緒に行きようって告白するの。
最初は反抗するんだけど、だんだんユウもほだされていって・・・
わぁ既にラビュである必要性皆無!(ェエー)
あ、主従関係もいいなーv
・・・バサラでやればいいじゃんよ。笑
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