ボコ題
□泣きわめく
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「い、っちいち文句言んじゃねぇよ!!!」
ブン、と拳がふりあげられる
それにビクッと反応し山崎はからだをすくめた
涙を流したがら嗚咽を漏らしただひたすらごめんなさい、と。
「っだからいちいちんなもん聞き飽きたんだよ!
ほかに言えねーのかよ。」
「っ、ひっく…ぅ..あ..
ひ、じかたさ…」
「……。」
涙を服でぬぐい赤い顔をあげた山崎はなんとも醜かった
「っ、も..う嫌です。」
山崎から放たれた言葉はなんとも予想外なもので心に深くつきささった
違う
俺が聞きたいのはそんな言葉じゃねぇよ。
「うっせー!てめーは黙って俺に抱かれてればいいんだよ!淫乱のくせに!いつもよがるくせに!
オラッ!足開け!」
「や、いやああ!いや、いやいやいやぁ!」
「黙れっ!!」
誰も行かない地下室で
泣きわめく声が
毎夜毎夜と
こだまする。
いつになったら
終わるのかな。