ogni giorno

□お年玉
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「ボス、ジャッポーネではね、大人が子供にお金をあげる行事みたいなのがあるんだよ」
「だからなんだよ」
「いやー、言ってみただけですー」
「寄越せってか、ガキ」
「ガキって言わないで下さいよ!」
「違ぇのかよ」
「違う!」



























「で、いつまでそこに佇んでる気だよ?」
「ボスの部屋私の部屋より温かいから」
「エアコン使えばいい話だろ」
「ベルとスクアーロがエアコン壊した」
「はぁ?」
「二人が喧嘩してスクアーロの仕込み火薬が私の部屋に吹っ飛んできたの」
「……廊下が焦げてたり壁が切り裂かれてたのはそのせいか」
「………ボス、いつにも増してかっこいいですねー」
「そうかよ」
「私が今まで会った男性の中で一番素敵かも」
「だから何だ」
「ボス、かわい(ゴッ)痛ぁっ」





「…………」
「言っとくが意味もなく褒めても何も出ねぇ」







「……ベルとマーモンにはあげてたくせに」
「うるせぇから黙らせただけだ」
「そう」


















「…………」



「…………」



















「あー、ったく、鬱陶しいな。何が欲しい。金がいいのか」
「(やった!ボスが折れた!)
お金じゃなくても良いよ」
「てめぇ今あからさまにガッツポーズしただろ」
「気のせいです」
「仕方ねぇな…これでも貰っとけ」
「…箱?」






「あれ、ボスどこ行くの」

「…急にどうしたんだろう」




































「あ…ゆびわ……」







ボスとお年玉
(最早お年玉関係ないけど…嬉しい!)













090111
ありがちな展開でも良いじゃない

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