☆庭球歌劇部屋A☆
□同窓会
2ページ/6ページ
「「「カンパ〜イ♪」」」
滝川の珍しい一言から一月。
kimeruの物凄い伝達力で集まったのは滝川を始め、柳、阿部、土屋、永山、青山、郷本、森山、大口、遠藤。
「久々だね、このメンバーで集まるのも」
「全員仕事が同じになるなんて、ほとんど有り得ないからなぁ」
「でも個々で会ってたし、懐かしいって気は少ないね」
お互いに仕事やプライベートで会っていたが、こうやって全員が揃うのは本当に珍しい。
「皆どうなん?」
「どうって??あ、俺達はラブラブだよvv」
「たかし///」
勝手に恋愛話へと向ける永山に、土屋は慌てて止めに入る。
でも永山は近づいてきた土屋にギューギューと抱きついた。
「ほんまにラブラブやなぁι」
「おいおい、周りの目もあるんだからな?」
「やっぱり貸し切りにすれば良かったかな?」
「キメ…ι」
何気なく阿部にすりよるkimeruに、阿部は諦めたように肩を貸した。
「「部長部長!!」」
「な、なんだよ…」
滝川は可愛い二人に囲まれて、大口に熱い視線を送られていた。
「兼悟、雄弥を連れてけ!」
「あ、はい♪」
滝川の言葉に、大口は嬉しそうに腰を上げた。