☆庭球歌劇部屋A☆

□あまのじゃく
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何がいけなかったのかな?

夜中だったから疲れてた?

あ!

もしかしてウザいとか思ったのかな!?

あ、有り得る…ι


「でも切ることないよなぁ〜」


一度切られてからは、電源が切られているのか繋がらない。

見つめてたって鳴るはずもない携帯を、俺はただただ眺めることしか出来ない。


「ただ、一番に言いたかっただけなのにな…誕生日おめでとうって」


大好きな人の誕生日なんだ。

誰よりも早く祝ってあげたいって思っても可笑しくないよね?


「はぁ〜…」


溜息をついて携帯を投げ出した俺は、コツンと手に当たった物を取り上げた。


「渡せないのかな、このプレゼントも」


喜んでくれるかな?って考えながら選んだプレゼントも、このままじゃあ無駄になる。

でも連絡は取れないし、勝手に会いに行って嫌われるのはもっと恐い…


「とりあえず、寝よ…」


大事に大事にプレゼントを机の上に戻し、俺は横になった。

明日、起きたらもう一度電話してみようと…



その日は久しぶりに相葉っちの夢を見た。

夢の中の相葉っちは、俺に優しい笑顔をくれる。

とてもとても、幸せな夢だった…
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