☆庭球歌劇部屋B☆

□a warm-rain
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─♪〜♪♪〜♪〜〜─


数コール、虚しく耳を通り過ぎていく。

辛抱強く待っていると、ようやく途切れた受話器の向こう、愛し過ぎる声。


『浩太郎?』


携帯に表示された名前で分かったんだろう、滝川さんの不思議そうな問い掛けに小さく笑う。


「今、何してたのぉ?」

『ん〜?優雅に家で昼寝』

「うゎ、ジジ臭!!」

『おいおい…ι』


とりあえず家にいることを確認。

オレってば、誘導尋問とか出来んじゃね?


『浩太郎こそどうしたんだよ。久々だな』

「浮気とかしてないかなぁ〜ってさ」

『…それ、本気?』


オレの言葉に滝川さんの声色が変わる。

意外と亭主関白な彼は、こういう問い掛けにはすごく機嫌を悪くするんだ。


「ウソだよ!信じてるもん、オレvv」

『…だよな♪』


少し嬉しそうな滝川さんの声を聞いて、もっと伝えたくなる。

どれだけオレが滝川さんを想っているかってこと。
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