☆庭球歌劇部屋B☆

□家での過ごし方
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「ん〜、同じ匂い…」

「何が?」

「浩太郎の髪」


ご飯も食べて寛いでいるオレを、滝川さんは後ろから抱き締める。

滝川さんの膝の間、座りやすいように動いていると、結構勢いよく髪に鼻を擦り付けられる。


「そりゃ同じシャンプーだしねぇ」

「あ〜幸せだ…」


ギュウギュウと、ちょっと痛いくらいに絡み付く手足。

うん、幸せ。


「そういえば、よく知ってたな」

「ん?」

「今日、オフだってこと」

「え〜知らないよ?ただ会いたかったから来ただけぇ」

「そうなのか?」

「だってオレもオフだったんだもん♪」


上目遣いで見上げると、滝川さんの幸せそうな笑顔。

オレ、これ大好きvv


「本当に突拍子のないことするな」

「ぷぅ」

「いや、嬉しいけどな?」


腰に回された腕はさらに力を増し、逃げ出せないオレに沢山キスしてくれる。

今日は滝川さんが甘える番?

しばらくは離してくれそうもない。


「部長ぉ」

「何だ?」

「会いたかったよ」

「浩太郎…俺も会いたかった」


オレの首筋に埋めた唇が、静かに肌を撫でる。


「有難う、な」


久々に会うと、気持ちも正直になるみたい。
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