ここはノアの館..
今日も(ある意味)賑やかな夕食を終えた後、千年公が持ってきたのは…――。
「キャハハvVピンク色で綺麗だねーvV」
「これジュース、ジュース?ヒッ!」
「すんっげぇ甘い匂いだな」
「これこれ、いけませんヨ?まだ試作品ですからネvV」
興味津津な双子から守るように『それ』を抱え込む伯爵。
だったら持ってこなきゃいいのに…なんて思いながらも、自然と『それ』を目線で追ってしまう。
ピンク色の透きとおるような液体…いかにも怪しい色にそれを掻き消すような甘い香り…――。
その香りを嗅ぐだけで頭がクラクラするような…ティキのいきついた答えは1つ――。
「これはまだ未完成なのデ副作用があるのデスvVですから勝手にこれを飲んデしまっても知りませんヨ、ね?ティキぽんvV」
「…はははっまさか、飲みませんよ」
「そうですカ?vV」
「………」
くそっ…!
そう言われたら気にしない訳ねぇじゃねぇか…!
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