「何で人間は本命イベントの前日が好きなんさ…?」
今日はクリスマスの前日で12月24日、クリスマスイヴである。
教団ではこの前日でもパーティーだなんだといって大騒ぎ…――。
23時を随分と回ってから、やっと終焉の幕が下りたというわけで…。
「ふあ〜ぁ……ね、眠いさ…」
横ではいつにも増して食べるアレン、反対側には仏頂面の神田。
目の前では酔っ払っているコムイにそれを止めるリナリーと科学班の皆…――。
「はぁ…見てるだけで疲れたさ…」
肌寒い教団の廊下を歩きながら、「我ながら頑張ったさ!」とガッツポーズを決めてみたり…。
部屋に戻って時計を見れば、もう深夜の0時を指す少し前…――。
「寝るさぁ〜……」
毎日寝る前に読んでいる本にさえ手をつけずに深い眠りついた…――。
きっと明日の夜はティキが来るんさ?
こういうイベントの時は必ず来てくれるから…。
だから明日眠くなんないように、今日は早く眠りたい…――。
ずっとずっと
大好きなアナタと一緒に
素敵な一日を送れるように…――。
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