Presents

Chocolate kiss
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「よぉーし!張り切って作るさぁ!」






朝の教団の調理室..
目の前にズラリと並んだ調理器具や材料を眺めて、ラビはガッツポーズで気合いを入れたのだった。









Chocolate kiss



「――とは言ったものの…」






腕を組んで「う〜ん」と首を傾げるラビ。
リナリーが用意してくれたピンクのフリル付きのエプロンを身につけ、本を片手に眉を顰めていること数分…――。

本を読むのは慣れてるし理解するのも早い方だと思う…けど何故か手が全く動かない…―。




えっ何でこんなことしてるって?
今日は2月14日!
世で言う「バレンタインデー」なんさ!
だから大好きなティキのために朝から頑張ってチョコ作りvV

本当は買おうと思ってたんだけど…――。





「駄目よラビ、ちゃんと作らないと!まかせて?私が全部揃えてあげるから♪」





――そう言って調理室に用意してあったのがこの調理器具一式と材料であるチョコや作るために必要なこの本である。





「むむむっ…チョコって案外難しいんさね。。女の子は大変なんさね」





でも俺だって頑張るさ!
だって…だってティキに手作りチョコあげたいんさ!
喜んでほしい、笑ってほしい――。






「突っ立ってても仕方ない…!頑張って作るさぁぁ!」







こうして
ラビのチョコレート作りが始まった…―ー。







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