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甘い2人の甘い一時
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「やっぱマヨだろ」

「うへぇ。。やめてくだせぇ土方さん、気持ち悪ぃ」













甘い2人の甘い一時


江戸のとある茶屋
巡回途中に休憩として入ったのは
真選組副長である土方十四郎と一番隊隊長である沖田総悟






「んだと?マヨを馬鹿にすんな」

「そんなこと言ってませんぜ?俺が馬鹿にしてんのは生涯土方さんだけでさぁ」

「おいっ!」






特製「土方スペシャル」と称している丼をガツガツと食っている傍ら、沖田は蕎麦をズズズッと食べていた






「ねぇねvV 今日はバレンタインよぉ?前にオープンした甘味処に行こうよぉvV」

「そうだな、行くか」

「きゃーんvV早く早くぅ♪」






そういって横を通ったのは
腕を組んでいちゃいちゃとしているカップル






「どうした?総悟」

「いや、そういえば今日はバレンタインだなって思いやして」

「あぁ?バレンタイン?くだらねぇ」

「…そうですねィ」







**************






茶屋で昼食をすました後
巡回を終わらせて屯所に向かっていた




「近藤さん、姉御んとこに行ったんですかねィ?」

「さぁな、行ったところでまた泣いて帰ってくるだろ」

「ぷっ…想像つきまさァ」

「まったく、たかだかチョコが欲しいがために行くか?」

「近藤さんですからねィ」





他愛もない話をしながら華やかな江戸の通りを歩いて行く

通りの並びを歩いていると目に映るのは
大きな字で書かれてある「バレンタインデーチョコ」という看板

ピンクの色がやけに使われていて
その周りにはたくさんの女たちが群がっていた







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