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甘い言葉
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「あー…死ぬぅぅ」

「銀さん、昨日からそればっかりですよ?我慢して下さいよ…お金がないんだから」

「私だって酢昆布食べられないネ!働けよ天パー!」

「うるせぇガキィ…俺は今糖分不足でカラカラなんだよ」






万事屋で項垂れているのはここの主である坂田銀時、そしてアルバイトの志村新八・神楽
である。
ここ数週間仕事が全くと言ってもいい程なくて、お金もない。

人間生活を地面すれすれで送っていた。






「糖分〜…糖分が足らねぇ〜…」

「これを機に止めたらどうですか?マジで糖尿になりますよ?」

「うるせぇ…糖分さえ取ってればなんとかなんだよぉ」

「その糖分どころかご飯も食べれないネ!こればっかりはどうにもならないヨロシ」

「あー…誰か糖分〜――」






ピーンポーン..(チャイム)






「旦那ァ〜いますかィ?」

「「「!!!!」」」






久しぶりに鳴ったチャイム…そして声からして誰だか見当はついていた。
慌てて玄関に走って勢いよく扉開ける。






「こんにちわ旦那、元気ですかィ?」

「沖田くぅ〜ん!沖田君に会えたから銀さん、たった今元気になった!」

「げっサド王子アル…」

「あっ沖田さん」

「みんないるんですねィ?丁度いいや、いいもん持ってきやしたぜィ」






にこっと笑った沖田が風呂敷をみんなに見えるように持ってみせた。

中からは何となくわかる甘い香り…――。







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