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この日、この瞬間
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「おめでとうございまス、ティキぽんvV」

「………は?」









この日、この瞬間



朝起きて最初に言われた言葉は「おはよう」ではなく「おめでとう」

何か祝うことなんてあったか?
いやいや、ないはずだ。
「学無し」と言われているが、一応自分の頭をフル回転させて考えていると千年公がニコニコと笑みを浮かべていった。





「今日はティキぽんの誕生日ですヨ?いけませんねェ、自分の誕生日を忘レルなんテvV」

「あぁー!俺の誕生日ね!そうかそうか、そうですか―――って納得すると思ってんですか?千年公ι」

「おヤ?納得しませんカ?」





朝から何を言うと思えば――。
相変わらず千年公の意味不明な言葉にため息をつきながらも椅子に腰掛ける…――。

すると後ろから騒がしい声が聞こえてきた。







「だーかーらー!お前の足が俺にクリーンヒットしたんだよ!」

「ヒッ!デロ知らないもんね、ヒヒッ!」

「相変わらず寝像悪いんだねー♪」

「はいはい、朝から元気だねー」







振り返るとそこにいたのは双子のデビット、ジャスデロとロード。
「おはよーティッキー♪」といって飛びついてくるロードを軽く受けとめる。







「ささっ皆サン?早く座って下さイ?今日はティキぽんがめでたい日なんでスからvV」

「まだ言ってんですか?(汗」

「「「えーっ!何それー!」」」












「今日はティキぽんの誕生日なんでス♪」














え…………?






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