Presents
□この日、この瞬間
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「は……?」
「誕生日?ヒヒッ!」
「うわぁ!ティッキー誕生日なんてあったのぉー?!」
「俺も今日初めて知ったよ…」
「だって考えてみてくださイ?今日は一体何日ですカ?」
「えーっと…今日は3月9日?」
「だな」
「そうだね、ヒッ!」
「だからなんなの〜?伯爵ぅ」
「『ティキ・ミック』―――ミックを数字で言えば3と9」
「つまり―――」
ティキ・ミック
最後を数字化してみると…――。
『ミック』⇒『ミ・ク』
⇒『3・9』
つまり3月9日…――。
「――…ネ?vV」
「ねって…そのまんまι」
「「「すっごーいっ!!!」」」
「Σうおっ?!」
千年公の無理やりな話に頭を痛めるティキとは違い、目を輝かせてその話に納得する双子+お姫様。
全くこの家族は…――。
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「―――ってことがあったんだよι」
「ははっ…そうだったんだ」
あの後大騒ぎしだした奴らを置いて最愛の恋人、ラビのもとへ転がり込んだティキ。
朝の出来事を簡潔に話すと若干苦笑いで返してくれるラビ。
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