「あっ副長!おかえんなさい」
「あぁ」
朝の巡回を終わらせて屯所に帰ってくる
廊下を歩いていると山崎に会った
今の時間、道場で素振り中の筈だが…と思い一括入れてやろうかと思ったが、山崎の濡れている手をみて止めた
「あっ、厠っすよ?サボってるわけじゃ――」
「わーってるよ――…総悟は?」
「沖田さんですか?さぁ…間違いなく道場にはいませんね」
「ったくアイツ…」
山崎と別れると総悟の部屋に向かった
時間帯や天気からして今頃自分の部屋の前辺りで昼寝でもしてるんだろう
見るだけでムカついてくるあのアイマスクを付けながら―――。。
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「……ぃ、おい…」
「んっ…」
「――ぃ、起きろ」
「ん〜…あとちょっと…」
「おいコラ総悟、起きろってんだ」
「………じゃああと2時間」
「ふざけんなコラァ!」
案の定あのふざけたアイマスクを付けて昼寝をしていた総悟
やっと起きた総悟は目を擦りながらも嫌な表情でこちらを見てくる
「もっと優しく起こせないんですかぃ…煩いですぜぃ?」
「うっるせぇ!てめぇが中々起きねぇからだろうが!」
「言ったでしょ?あと2時間だけって」
「どんだけ寝るつもりだよ?!そこは普通5分とか言うんだよ!」
「うぜぇよ、黙れよ土方コノヤロー」
「総悟ぉぉぉぉぉ!」
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