Presents
□おかえりのキス
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「んっ!これ美味しい!」
「ホントさ?!」
「うんvVあっこれも美味しい」
「前買った料理の本試してみたんさ♪」
「へぇ…いい奥さんもらったな、俺♪」
「なっ何さいきなりっ//」
机に並べられたおかずをパクパクと口に運んで行くティキ。
ラビが本を見て一生懸命作った料理が少しづく減っていく…――。
「いや…ね?少年だよ少年ι」
「アレンがどうかしたさ?」
「それが…『今日も帰ったら可愛いラビのお出迎えと温かい手料理ですか?いいですね新婚さんは♪』――って目は笑ってないんだけど笑顔で言われるんだよι」
「……そうなんだι」
「よく働くっちゃ働くんだよ?」
こうしてティキの会社での1日の話をするのが食事をする時の定番の話題。
まぁほとんどがアレンの話だが…――。
どうやら未だに上司であるティキ(アレンは社員でティキは専務)にちょっぴり意地悪をしているらしい。
「まっもう慣れたけどね」
「慣れた方が勝ちさ?」
「そうだねvV――ごちそう様!とても美味しかったよ♪」
「よかったさ!さて、後片付けさぁ」
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「ティキ、テレビでも見てたら?」
「嫌だ、こうしとく」
「別にいいけど…洗いにくいさぁ」
「ラビは気にしないで♪」
カチャカチャと洗い物をするラビ。
そのラビの腰に手を回してピッタリと後ろからひっついているティキ…――。
「――そういえば、まだお揃いのお茶碗とお箸買ってないね?」
「そうさね…ユウがお祝にくれたのがお茶碗だったからそのまま使ってるさ」
「買いに行こうよ、今週の日曜休みだからさ?」
「うーん、いろいろ買いたい物もあるし行くさ!荷物持ちよろしくさ?」
「はーい、仰せのままにvV」
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