「委員長!お誕生日おめでとうございます!」
「………」
今日は祝日であるため、いつもの賑やかな学校風景は消えて校内は静まり返っている。
そんななか、応接室で1人書類にペン走らせていると勢いよく入ってきたのは―――草壁。
何故か両手には花束が。。
「薔薇をプレゼントに持って参りました!」
「ちょっと、花の香りがきついよ。それに君の汗の匂いも耐えれないね、出て行って」
「受け取ってくださいぃぃぃい!」
バサッ!と目の前に花束が出される。
こう何度も邪魔されても困るし――とため息をつきながらも花を受け取ろうとしたその時。
ガラガラ
「クフフ、あなたのダーリンが会いにきましたよ?雲雀くん♪」
「
帰って」
うざいのが来た。
草壁も大概だけどコイツはもっとたちが悪い。
もう何度かみ殺してやろうと思ったか…。
「照れなくてもいいんですよ?今日はあなたのバースデイ、恋人である僕と一緒にいたいという気持ちは無論わかっていますから」
「ワオ、ひどい妄想癖だね?かみ殺されたくなかったら早く消えなよ――草壁、君もね」
「狽「っ委員長?!」
「ちょっとあなた?僕と雲雀くんの愛の時間の邪魔をしないでください。ほら、出て行ってシッシッ。。」
「委員長薔薇ぁぁぁぁぁあ!」
ガチャっバタン!
だだだだだだだだだだっ!
最後に何か奇妙な言葉を残し、薔薇を置いて応接室を出て行った草壁。
うん、とりあえず臭い(草壁)ものはいなくなった。
「いなくなったかわりに愛しい僕がいるでしょ?さぁここからは恋人同士の時間ですよ雲雀くん!HAPPY BIRTHDAY!」
「さりげなく人の心読んだね、君」
「クフッ、愛の力とでもいいましょうか」
「死んでよ」
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