「―――まぁ、僕には関係ない」
いつどこであいつが産まれただなんて知ったことではない。
寧ろ産まれてこないべきだよあんな変態。
きっと母親(ていうかいるの?)のお腹の中の段階でどこかのネジが取れたんだろうね、きっと。
でなきゃあんなモノ(変態)が産まれるわけがない。
「………」
ギッと座っていた椅子が音をたてた。
立ち上がって軽く背伸びをする。
窓を開けようと窓際に行くと…。
「クフフvVやっと気付いてくれましたvV」
「―――いけない、仕事のやり過ぎかな?目がイカれてしまったようだ」
「ヤリ過ぎだなんて…まだまだですよ?雲雀くん…僕らはまだまだ若いんですから♪」
「
じゃあ今すぐその短い人生終わらせてやる」
「あっ!痛っ痛いです雲雀くん!指がっ僕のキュートな指が窓に隙間に挟まって――っ!」
どうやら僕の目がイカれたわけではないらしい。
でもこの状況を説明するとイカれたことにして欲しい。
窓を開けようと窓際に近づいたら、窓の淵に8本の指が見える。
おかしな話だ、ここ3階なのに。
しかもその指は力加わっているから白っぽくなってるし、かつプルプル震えている。
そして下を覗いてみると奴がいたわけで。
どうやらこいつ、窓の淵に指8本で全体重を支えてへばりついていたらしい。
「あなたバカでしょ」
「雲雀くんバカなら自身がありますが?」
「(無視)一体いつからそこにいたわけ?」
「そうですねー…ここに辿り着いたのがきょうのお昼頃でしょうか?昨日からいたんですがなかなかいいところがなくてvV」
「昨日の夜から僕の学校徘徊してたわけ?(睨)」
⇒