Tyki×Lavi
□どんな君でも愛してる
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コツコツと俺の革靴が鳴り響く
相変わらず薄暗い廊下
だが今日は早足でその廊下を歩いていく
早く会いたいしね?
「おヤ、ここにいたんですカ?ティキぽんvV」
「うっ……」
しまった捕まった…――。
突き当たりの角から出てきたのは紛れもなく千年公
探してたってことは―――やっぱりそういうことなのか
「今すぐやってほしい仕事があるんデスvVもちろん行ってくれますよネ?」
「あ〜…いやぁ……」
「おヤ?無理ですカ?――こんな時間になんの用ガ?」
「(笑ってるけど怖いって…)あ〜…いいですよ?もちろん」
「いい子デスvVすーぐ終わる仕事ですから早く終わらせちゃってくださいネvV」
「はーい……」
そう言って小さな紙を渡して廊下の奥へと消えていった千年公
せっかくのデートだってのに…でも千年公には逆らえないし
早くすまして会いに行こうっ!
そう思って俺は千年公からの仕事に向かうことにした
愛しい愛しい俺の恋人―――
まさかあんな事になるなんて思わなかった…――
俺が千年公の仕事を引き受けてしまったことを後悔するなんて
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