Treasures

2人を繋ぐ、赤い糸
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(うぅ〜…擦れて歩きにくいさっ///)



もう何を言っても無駄なようで、仕方がなく堪えるようにティキの手をぎゅっと握り返す。

中に入ればまだCM中で、指定の席に座った。



―ぐぷんっ…



「―――っぁ!!」



あまりにも急激な刺激に思わず達しそうになってが地震をリボンで括られているせいかそうもいかない。



(ふぁっ…深ぃぃ…っ)



これもティキの狙いなのか全て収めずに半分まで出した状態に挿れ、座ったことにより、より奥深くまで挿入することになる。

足掛け毛布をぎゅっと掴んだ手が汗ばんだ。





そして、現在に至る…―









「ラビ、ちゃんと声我慢してなよ?じゃないと響くよ、この空間中に」

「ふっ…ぅぅっ」



俺の弱いティキの低いテノールで耳打ちされれば自然に身体が火照る。もうこんなの映画を楽しむ余地なんてない。
今は早くこの快楽から解放して欲しい…

そう、強く願っているのに……





――カチッ


『ヴヴヴヴ...』



「んぁっ…!」



また一段と速度の上がったバイブ。どうやら周りには映画の中の衝撃音と重なって聞こえなかったみたい。だけど声を抑えるのも至難で唇をきゅっと噛みしめる。



「ラビ」

「んっ…!」



俺を呼んだ声に振り向くと、ティキの顔が近くにあってぎゅっと目を瞑った。

この映画は終わるまでに今から約80分。


(それまでずっと、耐えていられるかはわかんないけど…)



「ふっ…ンンっ…///」



(気持ちいいさ…///)



ズンズン、とバイブが奥の方を突き抜ける。もう痛みを通り越して快楽を拾い始める。

バイブは前立腺を直撃し、休むことなく気持ちいいヵ所だけを攻め立てる。思わずティキと繋がったときのことを思い出し赤面してしまった。



『ラビ、動くよ?』

『うん…っティキの…ちょうだい?』



――カチッ

――ヴヴヴヴ!!!...




『ふぁぁあア…!!!!vV』




夢と現実の間で絶倒に達した。根本を結ばれているから空イキの状態で。



「ん、ふぁ…っ///…」



でも、なんか違うんさ…本当に欲しいのはティキのあの温かな熱で、こんな温かさの欠片もない無機質なものなんかじゃ、満たされなくて…。








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